飲食店集客の導入事例スタッフ約120人の声かけで、
Google口コミが4か月で約2,550件増加。

黒い手袋をした手でNFCタグを持つ飲食店のスタッフ
この事例のポイント

ビアレストラン10店舗の口コミ集客。

東京都内でビアレストランを展開するEVERBREW株式会社は、2026年7月から順に10店舗で、
スタッフ一人ひとりにNFCタグを持たせてGoogle口コミをお願いする取り組みを始めました。
この事例では、取り組みを始めてからの変化を、HIIDELに記録された数字で紹介します。

約2,550件取り組みを始めた2026年7月から10月26日までに届いたGoogle口コミ(10店舗の合計)。月平均は導入前の317件から、導入後は748件になりました
約120人専用のNFCタグを持つスタッフ。タグのスキャンから投稿につながった口コミは1,414件です(2026年6月1日〜10月26日)
★4.71導入後(2026年8月〜10月26日)の平均評価。導入前は★4.67で、件数が2倍以上になっても下がっていません
会社名
EVERBREW株式会社
業態
ビアカフェ・ビアレストランなど(東京都内の10店舗で導入)
使った機能
スタッフ一人ひとりのNFCタグでのGoogle口コミ獲得、店舗別・スタッフ別の集計(多店舗の口コミ管理)
導入の時期
2026年7月に2店舗で開始し、9月までに10店舗へ

01|導入前評価は高いのに、口コミの数は横ばいだった。

導入前の2026年1〜6月、10店舗の口コミは合わせて月260〜330件ほどで推移していました。1店舗あたりにすると月30件前後です。一方で、平均評価は★4.68と高い水準でした。料理やビール、接客に満足しているお客様は多いのに、その満足が口コミの数には表れていない状態でした。

飲食店では、満足したお客様ほど何も言わずに帰ります。Googleマップでお店を探す人は、評価とあわせて口コミの数や新しさを見てお店を選ぶので、「満足」を口コミとして残してもらえるかどうかが、そのまま集客の差になります。Googleも、口コミの数が多く評価の高いお店は、ローカル検索で上位に表示されやすいと案内しています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)。

02|取り組みスタッフ約120人が自分専用のNFCタグを持った。

2026年7月、まず2店舗で使い始め、8月に3店舗、9月に5店舗と広げて、10店舗すべてに導入しました。

  1. 7月2店舗まず2店舗で使い始める
  2. 8月+3店舗5店舗に広げる
  3. 9月+5店舗10店舗すべてに導入

スタッフ一人ひとりが専用のNFCタグを持ち、接客の中でお客様にスマホをかざしていただくと、Googleの口コミ投稿画面が開きます。お客様にアプリを入れていただく必要はありません。

胸元の名札の下にNFCタグを下げた飲食店のスタッフ
名札の下にNFCタグを付けたスタッフ

2026年6月1日〜10月26日に、10店舗のタグは3,112回スキャンされ、そのうち1,414件が口コミの投稿につながりました(スキャンの約45%)。7月以降に届いた口コミのおよそ半分が、スタッフのタグをきっかけに投稿されています。

※ スキャンと口コミの紐づけは、HIIDELが集計した値です。

03|結果月の口コミは317件から748件へ。

10店舗の合計で見ると、導入前(2026年1〜7月)は月平均317件、導入後(8〜9月)は月平均748件で、約2.4倍になりました。10月も26日までで581件が届いています。

ビールのお店は夏にお客様が増えるので、前年の同じ月とも比べました。2025年8〜9月の月平均485件と比べても、約1.5倍です。

2025年8〜9月485件/月
2026年8〜9月748件/月

店舗ごとに使い始めた月を基準にして比べると、10店舗すべてで、使い始めてからの口コミが導入前を上回っています。もともと口コミの多かったビアカフェ Bでも約1.8倍、少なかった店舗では4倍以上に増えました。

店舗導入前の
月平均
使い始めて
からの月平均
倍率
ビアカフェ A5件42件約9.1倍
ピザ&ビアレストラン A14件52件約3.7倍
ビアカフェ B105件190件約1.8倍
ビアレストラン A12件22件約1.8倍
ビアレストラン B16件74件約4.7倍
ビアレストラン C39件90件約2.3倍
ビアカフェ C16件30件約1.9倍
ビアカフェ D58件237件約4.1倍
ピザ&ビアレストラン B24件43件約1.8倍
ビアカフェ E31件79件約2.6倍

04|評価件数が増えても、評価は下がらなかった。

口コミをたくさんお願いすると、評価が下がるのではと心配されることがあります。10店舗の平均評価は、導入前(1〜7月)の★4.67に対して、導入後(8月〜10月26日)は★4.71でした。件数が2倍以上になっても、評価は保たれています。

HIIDELのNFCタグは星の数で行き先を分けません。かざしたお客様は全員、そのままGoogleの投稿画面へ進みます。満足していそうなお客様だけを選んでお願いすることは、Googleのポリシーで禁止されています。

編集部より:「口コミを書いたら1杯無料」のように、特典と引き換えに口コミをお願いすることもGoogleのポリシーで禁止されており、景品表示法のステルスマーケティング規制にふれるおそれもあります。詳しくは「口コミの謝礼・インセンティブは違反?」をご覧ください。

05|スタッフ別の数字お願い上手なスタッフが数字で見える。

HIIDELでは、タグごと・スタッフごとのスキャン数と口コミの数がわかります。10店舗のうち7店舗では、スキャンがいちばん多いスタッフ1人で、店舗全体のスキャンの4割以上を占めていました。

つまり、多くの店舗にはお願いが上手なスタッフがいるということです。その人がどの場面で、どんな言葉でお願いしているかを店舗の中で共有すれば、ほかのスタッフのスキャンも伸ばせます。数字で見えるので、頑張ったスタッフをきちんと褒めることもできます。

編集部より:スタッフの評価に口コミを使う場合は、口コミの件数だけでなく、お願いした回数(スキャン数)もあわせて見るのがおすすめです。すべてのお客様に、同じようにお願いしましょう。

06|返信口コミが倍になっても、返信は止まらない。

口コミが増えると、返信の手間も増えます。10店舗の返信率は、導入前(1〜7月)の約95%に対して、8〜9月は100%でした。件数が2倍以上になっても、届いた口コミすべてへの返信が続いています。

返信は、これからお店を探すお客様も読んでいます。HIIDELでは、届いた口コミに合わせてAIが返信の下書きをつくるので、内容を確かめて送るだけで返信できます(AIレビュー返信)。

飲食店の集客方法

飲食店の集客方法と口コミの役割。

飲食店の集客には、Googleマップ、グルメサイト、SNS、LINE、広告、チラシなど、さまざまな方法があります。
どれが合うかはお店によって違いますが、多くの方法で最後の決め手になるのは口コミです。

集客方法おもに届くお客様費用のかかり方口コミとの関係
Googleマップ(MEO)近くでお店を探している人。旅行や出張で来た人掲載は無料。対策を外注したり、ツールを使ったりすると費用がかかる口コミの数・評価・新しさが、表示の順番と来店の決め手になる
グルメサイトお店を比べて予約したい人掲載料や、予約ごとの手数料サイトの中の口コミや点数で比べられる
Instagram・SNS写真や話題でお店を知る人運用の手間。広告を出すなら広告費投稿やコメントが、口コミとして広がる
LINE公式アカウント一度来店したお客様(リピート)無料で始められ、配信の数に応じて月額料金来店のあとのご連絡で、口コミをお願いすることもできる
Web広告検索やSNSで、条件の合う人表示やクリックごとの広告費広告でお店を知った人も、最後は口コミを確かめる
チラシ・看板お店の近くを通る人印刷や設置の費用看板を見た人が、スマホで口コミを確かめてから入る

表は横にスクロールできます

費用をかけずに続けられて、新しいお客様に届きやすいのがGoogleマップです。そして、Googleマップで選ばれるかどうかは、口コミの数・評価・新しさで大きく変わります。EVERBREWの10店舗のように、接客の現場で口コミをお願いする仕組みをつくることが、飲食店の集客の基本になります。Googleマップの対策は「飲食店のMEO対策」、ChatGPTなどAIでの見え方は「飲食店のLLMO対策」で詳しく解説しています。

お願いのタイミング

飲食店で口コミをお願いしやすい3つの場面。

口コミは満足していただいたその場でお願いするのがいちばんです。
あとからメールでお願いするより、その場のほうが投稿していただきやすくなります。

お会計のとき

なぜ
食事を終えて、お店の印象がまとまっているタイミングです。すべてのお客様に同じようにお願いできます。

「よろしければ、今日のご感想をGoogleに書いていただけると、とても励みになります」

料理やお酒をほめられたとき

なぜ
お客様の気持ちがいちばん高まっている瞬間です。言葉にしていただいた感想を、そのまま口コミにしていただけます。

「ありがとうございます。いまのお言葉、よければGoogleの口コミにも残していただけませんか」

お見送りのとき

なぜ
担当したスタッフが最後にひと声かけられる場面です。スタッフ専用のタグなら、誰のお願いが口コミにつながったかもわかります。

「本日はありがとうございました。もしよろしければ、こちらにスマホをかざしてご感想を」

声かけの文例は「飲食店の口コミを増やす方法」、ほかの業種の使い方は「業種別の活用」、ほかの事例は「導入事例一覧」をご覧ください。

まとめ

飲食店の集客で成果につながった3つのポイント。

  1. 1

    全員が自分のタグでお願いする

    QRコードを店舗にひとつ置くのではなく、スタッフ一人ひとりが専用のタグを持ちます。接客の流れでお願いでき、お客様はかざすだけで投稿画面へ進めます。

  2. 2

    数字を見て、上手なやり方を広げる

    店舗ごと・スタッフごとのスキャン数と口コミの数を見て、お願い上手なスタッフのやり方を店舗の中で共有します。

  3. 3

    小さく始めて、全店に広げる

    EVERBREWは2店舗で始め、8月に3店舗、9月に5店舗と順に広げました。多店舗でも、本部から全店の数字をひとつの画面で見られます。

よくある質問

飲食店の集客と
この事例について。

東京都内のビアレストラン10店舗を合計した数字です。2026年7月から9月にかけて、順に導入しました。

10店舗を合計した、1か月あたりのGoogle口コミ件数です。導入前(2026年1〜7月)の月平均317件と、導入後(8〜9月)の月平均748件を比べています。ビールのお店は夏にお客様が増えるため、前年の同じ月(2025年8〜9月、月平均485件)とも比べると約1.5倍です。数字はHIIDELの集計(2026年10月21日時点)です。

EVERBREWの10店舗では、平均評価が導入前の★4.67から導入後の★4.71になり、件数が2倍以上になっても下がっていません。満足していそうなお客様だけを選ばず、すべてのお客様に同じようにお願いすることが大切です。

費用をかけずに始められるのは、Googleマップに出るお店の情報(Googleビジネスプロフィール)を整えることです。営業時間・メニュー・写真をそろえたうえで、口コミを増やし、届いた口コミに返信します。新しいお客様がお店を探すときに見る場所なので、ここが整っていると、SNSや広告でお店を知った人も来店しやすくなります。

お会計のとき、料理やお酒をほめていただいたとき、お見送りのときなど、満足していただいたその場でお願いするのが効果的です。あとからメールでお願いするより、その場のほうが投稿していただきやすくなります。

いいえ。特典と引き換えに口コミをお願いすることは、Googleのポリシーで禁止されています。景品表示法のステルスマーケティング規制にふれるおそれもあります。特典はつけずに、すべてのお客様に同じようにお願いしましょう。

誰が何回お願いし、何件の口コミにつながったかがわかるからです。EVERBREWでも、10店舗の多くで、お願いが上手なスタッフが数字でわかりました。そのやり方を店舗で共有すれば、店舗全体のお願いの回数を増やせます。

はい。HIIDELでは、店舗ごと・スタッフごとの口コミの数、平均評価、タグのスキャン数を、本部からひとつの画面で比べられます。